遠州役行者尊祭典ーえんしゅうえんのぎょうじゃそんさいてんー
転読大般若祈祷
大般若経600巻を複数の僧侶で転読し、地域の安全五穀豊穣、
地区住民、祭典参加者の厄災消除、家内安全を祈願するものです。
また、遠州行者太鼓飛鐘会が長福寺独自の祈祷太鼓をお勤め致します。長福寺のみでお勤めする勇壮なる祈祷太鼓の響きに
て厄災消除・家内安全・諸縁吉祥なることを祈願致します。
遠江行者道中
『空を飛んだ釣鐘』伝説の中で
役行者尊の化身が長福寺を訪れるまでの道中を再現した
遠州最大の修験道パレードです。
役行者尊や前鬼後鬼を中心に修験者、天狗仮装、
山伏装束の太鼓メンバー、盆車(祭青年)祭典実行委員など
総勢約80名にて行列を組み
天竜浜名湖鉄道原谷駅より長福寺まで行進いたします。
採燈護摩供
採燈護摩供とは──
日本古来の『修験道』に伝わる野外における護摩祈願法であり、
野外に結界を巡らし道場を建立し
その中央に薪を積み【護摩檀】を構え、
山伏が参拝者の願いを込めた【護摩木】を火に投げ入れ
修法することを採燈護摩といいます。
この護摩によって鎮護国家、万民豊楽、心願成就をご祈願いたします。
護摩木は
『お札お守り授与所』にてお求めできます
護摩木1本 1,000円
火生三昧(かしょうざんまい)
-火渡りー
採燈護摩供お勤めの後、その火の上を歩いて渡ることを火生三昧といい、一般的には火渡りといいます。
参拝者も参加し神変大菩薩、蔵王権現、不動明王の
広大無辺なるご慈悲とご加護により、開運厄除けを願います。
盆車行事
盆車とは、
遠州大念仏を起源とし遠州北部に伝わる
初盆供養を趣旨とした古来より伝わる伝統行事です。
祭青年が主催し、
大八車に太鼓を載せ竹と提灯で飾り付けをしたもので、
初盆を迎えるお宅を巡り太鼓奉納をし、
祭典当日にて行者堂を三周りすることにより
諸精霊を供養する行事です。
鬼王杯 奉納囲碁大会
古来より伝わる『空を飛んだ釣鐘』伝説によると、
長福寺を訪れた旅の僧侶が釣鐘を金剛杖に掛けて空へ飛び去り、
遠く大峰山山上まで持ち去ったと言われております。
この僧侶が『役行者尊』の化身であると人々は畏怖し、
この地でお祀りをはじめてから約1000年を数えます。
祭典の縁起である伝説には住職の囲碁を打つ姿が描かれ、
また、『役行者尊』は鬼を使役していたと伝えられています。
それらの伝説にちなみ囲碁大会を開催し、
優勝者には『鬼王』の称号を授与致します。
平成28年度 「鬼王」 野村輝雄殿
平成29年度 「鬼王」 野村輝雄殿
平成30年度 「鬼王」 金沢昭伯殿
盆踊り
本郷地区こども会による盆踊り大会です。
遠州行者太鼓 飛鐘会
遠州行者太鼓とは、長福寺に祀られている『役行者尊』の祭典に
奉納演奏される組太鼓です。
この『遠州行者太鼓』はその釣り鐘に代わる大きな音を出す
六尺の大太鼓を中心とする大小15個の組太鼓であり、
平成6年に組織され、現在22名の会員により活動をしています